高血圧とは何かをわかりやすく説明します
血圧は少しの運動や気温の変化、食事などによっても変化ます。
このような日常的な変化は高血圧とは呼びません。
高血圧をわかりやすく説明すると「高血圧とは安静にしているときでも、常に血圧が正常値よりも高くなった状態」と説明することができます。
高血圧になると血管にかかる負担が大きくなり、血管内部の損傷や血管の柔軟性を損なうなどの症状がみられるようになります。
高血圧には目立った自覚症状がないため放置されがちですが、症状が長期間にわたり続くと虚血性心疾患、脳卒中、腎疾患などの原因となるためできるだけ早期に対処する必要があります。
とくに高血圧は脳卒中の主要原因と考えられています。
脳卒中や心疾患、腎疾患を防ぐためには高血圧を予防することが大切だと考えられています。
幸い高血圧は病院や家庭でも血圧計を使い簡単に調べることができます。
病院での検査や家庭で血圧を測定した際に血圧が高めだとわかった時は、病院で診察を受けるようにしましょう。
一般的に高血圧は中高年以降の男女に見られる症状だと考えられていますが、そのような考え方は医学的に正しいとは言えません。
最近では糖分や塩分の高い食事や運動不足の影響などもあって、若い人の間にも高血圧が増加しています。
このことは高血圧が老化現象が原因となっているだけではなく、日常の生活習慣が大きく関与していることを示唆しています。
生活習慣病の一つとして数えられている高血圧は、日頃の生活習慣による予防が大切です。
高血圧は日常の食事でしっかりと野菜を摂取すること、睡眠をしっかりと取ること、塩分や糖分を控えること、運動をしっかりと行う事などで予防することができます。
特に若いころから生活習慣に気を付け、高血圧に対する予防を行うことが効果的です。
現在、高血圧を指摘されている人も生活習慣を改めることで高血圧を改善する事ができるようになります。
日頃、食生活が不規則になっている人や病院で高血圧を指摘された人は、定期的に血圧を測定し高血圧の予防や改善に努めるようにしましょう。
