高血圧の薬飲み始めるタイミングと咳などの副作用

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高血圧と診断されたら、上が140mm/Hg未満、下が90mm/Hg未満を目指して治療に取り組むことになります。
ただし、糖尿病やたんぱく尿を伴う腎臓病の人は上が130mm/Hg未満、下が80mm/Hg未満を目標にします。
なぜなら脳卒中や心筋梗塞の発症の危険性が高いからです。
家庭での測定値はそれぞれ5mm/Hg引いた値が治療目標になります。

 

高血圧の治療では生活習慣の改善とあわせて薬で血圧をさげることも大切です。

 

飲み始めるタイミングは脳卒中や心筋梗塞を起こす危険性によりそれぞれ異なります。
まず、危険因子がない場合は約3か月の間に生活習慣の改善を実施して血圧が正常域に下がらなければ服用を開始します。
上の血圧が180mm/Hg以上であったり、糖尿病や腎臓病がある場合は初めから服用を開始します。

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高血圧の薬物療法では、カルシウム拮抗薬・ARB・ACE阻害剤・利尿剤・β遮断薬の5種類の薬が用いられます。
これらのうちどれを選択するかは患者さんの持病により異なります。
持病への治療効果もあるものが選択されることが多いです。

 

副作用や飲み合わせもそれぞれにあります。

 

特に空咳の副作用が特徴的なACE阻害剤は、ストレスが続いて高血圧を招いている場合にも使用されます。
(さまざまなストレスにより血圧を調整するホルモンが分泌された結果、血管が収縮し血圧が上昇するため。
)生活環境や持病への配慮の上で選ばれても副作用が起こることもあります。
咳などはカゼなどほかの場合も起こりますが気になる症状がある場合、担当医に相談することが大切です。
症状や程度により減量や変更など適切な措置が行われます。

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