高血圧症で処方される薬の種類と効果の強さについて

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高血圧症は患者数増加が懸念される国民病であり、その要因は生活習慣や体質、加齢と言われています。
放っておくと脳卒中や腎不全など、重大な疾病を引き起こす可能性があるため早期の治療が必要です。
体に疾病など明確な原因が見受けられない一次性高血圧と、明確な原因が見受けれれる二次性高血圧に分類されます。
患者の9割が前者であり、治療は生活習慣の改善と薬物療法が行われます。

 

薬物療法では降圧剤が処方されます。
Ca拮抗剤、ARB、ACE阻害剤、利尿剤などの種類が患者の症状に合わせて処方されます。
降圧剤は飲み続ければいけないのではなく、血圧降下が認められた場合は減らすことを考えます。
一気に減らすのではなく、慎重に経過を見ながら少しずつ減らして中止に至ります。

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Ca拮抗剤は最も強さが強力であり広く使われています。
血圧上昇には、カルシウムが関わっていると言われています。
カルシウムが流入すると血管収縮作用があり、血圧が上昇します。
Ca拮抗剤はカルシウムの流入を阻害し、血管拡張作用により血圧上昇を抑えます。

 

ARBはアンジオテンシン2受容体拮抗剤のことで、強さはCa拮抗剤よりも緩やかです。
アンジオテンシン2は血圧を上げる作用をするホルモンですが、受容体との結合を阻害することで血圧上昇を抑えます。
ARBの種類はいくつかあり、アジルバやオルメティックが効果が高いと言われています。

 

ACE阻害剤はアンジオテンシン変換酵素阻害剤のことで、アンジオテンシン2を生成する酵素の働きを阻害します。

 

利尿剤は尿の排出を促すことで、塩分や水分量を減らすことで血圧効果が期待されます。
軽度から重症の高血圧まで幅広く使われています。

 

降圧剤を4つ紹介しましたが、効果の出方や副作用は個人によって異なるものです。
医師と相談しながら適した薬を見つけ、上手に付き合うことが大切です。

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