高血圧と診断される数値の変更

スポンサーリンク

体の中には多くの血管があり、血管内では血液が流れています。
血液は酸素や栄養分を全身に運んでいるので、血液の流れが止まれば、その先の細胞は力を失ってしまいます。
そのため体は、細胞に活力を与えて生命を守るために、血管を使って全身に血液を送り込んでいるのです。
しかし血液がドロドロとした状態だったり、血管が細かったりすると、血液はスムーズに血管内を流れることが困難になります。
それでも体は、細胞のために一生懸命血液を流そうとします。
つまり、血管内に強い力を加えることで、流れにくい血液を押し流そうとするのです。
この強い力が血管内に加えられた状態が、高血圧です。
そして、具体的にどのくらいの力が加わっているのかを数値化したものが、血圧値です。
血圧値には最大血圧と最小血圧の2種類があります。
文字通り、血管内にかかっている力のうち、最も高い数値と最も低い数値です。
これらには基準値が設定されていて、その基準値よりもどちらか一方が高い状態だと高血圧と診断されます。

スポンサーリンク

具体的には、最大血圧の基準値は140mmHgで、最小血圧の基準値は90mmHgとされています。
たとえば最大血圧が160mmHgで最小血圧が110mmHgだった場合にはもちろん、最大血圧が130mmHgで最小血圧が110mmHgと片方が基準値以内だった場合でも、高血圧とみなされるのです。
この基準値は2004年に設定されたもので、それ以前はもう少し高めに設定されていました。
具体的には、1999年には最大血圧が160mmHg、最小血圧が95mmHgがそれぞれの基準値だったのですが、それが徐々に引き下げられてきたのです。
血圧が高い状態が続いていると、血液の通りの悪い場所に強い力が加えられるということですから、血管が破裂する可能性があります。
それが脳で起これば脳出血となり、生命が危険になることもあります。
そうなる危険性のある人を1人でも多く救うために、人々ができるだけ早めに必要な治療を受けることができるようにと、基準値が変更されたのです。

スポンサーリンク