高血圧で危険といわれる数値はどのくらいでしょうか

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高血圧は生活習慣病のひとつとも言われ、喫煙や高コレステロール血症や糖尿病そしてメタボリック症候群を合わせて死亡リスクの高いものであるとされています。
血圧の基準として広く採用されているものとしてWHO世界保健機関の分類があります。
日本では2009年に日本高血圧学会の定めたガイドラインがありこれが基準になっています。
血圧の目標値は年齢や合併症の有無により異なります。
若年から前期高齢者までは一般に上の血圧と言われる収縮期血圧が140mmHg、下の血圧と言われる拡張期血圧が90mmHg未満が目標の数値とされています。
これが正常な人の数値です。
ただ糖尿病や慢性腎臓病そして冠動脈疾患などがある場合はより低い値となります。
140/90mmHg以上で160/100mmHg未満を1度、160/100mmHg以上180/110mmHg未満を2度そして180/110mmHg以上を3度と区分しており高いほど危険度は増すと言われています。

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高血圧はそれ自体に自覚症状がないとされています。
しかしこの症状を放っておくと動脈硬化がおこりやがて脳卒中や心臓病を引き起こすこととなります。
この病気は合併症が恐ろしい点です。
動脈硬化とは血管が弾力を失ったり血管の内側が狭くなる状態のことです。
血圧の高い状態が続くとその圧力に耐えるため動脈は血管壁を厚くしてしまい血液の流れる内腔を狭隘化してしまいます。
血管が傷つくとコレステロールなどがたまりやすくなり血管の内腔を狭めてしまいます。
そうすると血液の流れる抵抗が高くなり血圧はまた高くなるという悪循環が生まれてしまいます。
こうしたことがさらに動脈硬化をひどくしてしまいます。
こうした高血圧を予防するのは生活習慣の改善が一番だと言われています。
塩分を控えることやアルコール接種量を控えることそして適度な運動を行うことが挙げられています。
さらに適正な体重を維持し野菜や果物を積極的に接種し脂肪分の接種を控えることや禁煙することが生活習慣改善のポイントとされています。
薬物療法もありますが、薬物療法の場合もこれらの生活習慣の改善は重要な要素であることに代わりありません。

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