30代でもみられる生活習慣の乱れによる高血圧の症状

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高血圧といえば中高年に多いというイメージを持つ人が多いようです。
実際のところそれは間違いではなく、血管が老化し硬くなったり細くなったりする動脈硬化は加齢とともに状態が悪化していきます。
動脈硬化が進むと血液の流れが悪くなり、その結果血圧が上昇してしまうのです。
しかし、ここ最近30代や40代といった働き盛りの、特に男性に高血圧の症状を訴える人が増えてきています。
本来は、まだあまり動脈硬化もみられない30代が高血圧になるのは考えにくいことでした。
それでも数が増えてきているのは、生活習慣の乱れが主な原因と言われています。
30代の男性はまだ肉体的にも若いため、つい少々無理でも大丈夫とたかをくくる傾向があります。
脂っこく味の濃い食事が続いたり、野菜や果物といったビタミンが豊富な食品をおろそかにする等、食生活の乱れが起こりやすくなります。
また、付き合いなどで暴飲暴食をしたり、睡眠不足、過労やストレスといった健康を害する要因も多いとされます。
これらが高血圧の症状を招く原因となっているのです。

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まだ血管の若い30代だからこそ、生活習慣を改善することで血圧を下げることは充分可能です。
まずは食生活ですが、食べ過ぎによって蓄えられた内臓脂肪は血圧を上げる大きな要因です。
また、御存知の通り血圧と塩分の関係は密接で、塩分の摂取量が多ければ多いほど血圧の上昇を招きます。
そこで、なるべく脂っこいものは控える、炭水化物を過剰摂取しない、その代わり野菜や青魚類は積極的に取ることが推奨されています。
もちろん塩分は控えめで、1日の摂取量6gを目標にします。
次は、運動です。
運動不足による肥満は、血圧上昇の要因の1つとされています。
社会人となるとどうしても運動不足になりがちですが、通勤時に一駅分歩く、可能なら会社まで自転車で通うといった、ムリをしないで続けられる運動を取り入れると良いとされています。
最後にストレスの解消です。
30代は責任が重くなる世代とあって、どうしてもストレスが過剰にかかりやすくなります。
これを解消するのは難しいところですが、趣味や新しいものにチャレンジをすることで気持ちを切り替えることでき、ストレスが大幅に軽減することがあるとされています。

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