高血圧治療薬の副作用と認知症について

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個人差もありますが、血圧は年齢を重ねるとともに上昇する傾向にあります。
そして日本では高齢化が進み、今や3人に1人が高血圧になっていると言われています。
わが国では国民病とまで言われている病気ですが、高血圧が発症してしまった場合は、降圧剤を飲み続ける必要があります。
ところが降圧剤を毎日欠かさず飲み続けなければいけない場合、当然のことながら普通の医薬品と同じように副作用の危険性があります。
その中でも最近、降圧剤の副作用として懸念されているのが認知症のリスクです。
高血圧と診断されて降圧剤を服用している人は、わが国では5人に1人と言われています。
では降圧剤を服用し続けると、どうして認知症になるリスクが高くなるのでしょうか。

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血圧を下げる働きをする降圧剤は、治療薬ではなく対症療法として用いられています。
つまり根本的に高血圧の原因を取り除くのではなく、高くなった血圧を薬の力によって下げるのです。
血圧を下げるには降圧剤を服用することで速くなっている血流の速度を抑制し、血管の太さを調整する必要があります。
ところが血流を無理に抑制することで、体内に必要な酸素や栄養素を運ぶ速度が鈍り、脳に必要な酸素や栄養素が不足してしまう可能性があります。
それが過度に進むと脳の機能が滞り、認知症の危険性が高まるということなのです。
ただ医師の指示に従って降圧剤を服用している場合は、その危険性は低いと思われます。
また血圧が高い状態にもかかわらず降圧剤を服用せずにいると、今度は血管が破裂するなどのリスクが高まります。
あくまでも食生活を改善することで薬だけには頼らず、医師の指示に従った治療が必要ということです。

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