高血圧の人は注意、朝風呂の危険性

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高血圧は今や国民の3人に1人が患っている国民病です。
脳卒中や心臓病のリスクが高まると懸念されています。
その影響からか、「食後の血圧上昇を緩やかにする」という謳い文句の健康食品をよく耳にするようになりました。

 

寒い季節になると注意しなければならないのが入浴です。
基本的に体は冷えると血管が収縮するので血圧が上がり、温まると血管が拡張して血圧が下がります。
入浴は温度変化が大きく、それに伴い血圧変動も大きくなります。

 

まず寒い脱衣所で急激に冷えることで血圧が上昇します。
その後、湯船に浸かると今度は体が温まることで血圧が上昇します。
よくヒートショックという言葉を耳にするでしょうが、このような急激な血圧変化で命を落とす高齢者が多いようです。
高血圧の人は血圧の変化がより急激になるため危険です。

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冬は入浴に注意、と言いますがどのように注意すれば良いのでしょうか。

 

まず、朝風呂は非常に体に負担がかかります。
朝起きると活動を始めるために血圧が上昇します。
その後、入浴時に冷やされるため急激な変化が起きます。
また、医学的見解では急に血液の流れが緩やかになると血栓の流れも滞留し、血管が詰まりやすくなるため脳梗塞などのリスクが高くなるようです。

 

入浴自体がいけないことではないので、危険がないように配慮して快適に過ごせるようにしましょう。

 

特に高齢者の人は冬の朝風呂を避け、脱衣所を暖めるなどの対策を取りましょう。
浴室暖房の使用や、熱めのシャワーを流しておくことで温度変化を和らげます。
また、湯船の温度は42℃程度で血圧変動が大きくなるという報告もあるため、38℃から40℃程度のぬるめに設定するのも良いでしょう。

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