60代以上の高血圧の症状について

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高血圧というのは、最大血圧と最小血圧によって決まります。
世界保健機構の基準が原則となっており、最大血圧が160以上、最小血圧が95以上の場合に高血圧とされています。
とはいっても両方の値がこの基準を越えていなければ大丈夫というわけではありません。
例えば最大血圧が130、最小血圧98といった場合や、最大血圧が170、最小血圧が75といったように 片方の値のみ越えている場合も、高血圧と認定されます。
但しこの基準の数値というのは、あくまでも原則です。
というのも血圧というのは、体質でや齢によっても違いがあるのが一般的だからなのです。
そのため10代や20代では、最大血圧が160よりも下、例えば140くらいでも高いと判断されることが多くあります。
逆に60代以上となると、血圧は比較的高めになってきます。
そのため160くらいでも、正常値と判断されることも少なくありません。
ですのでこの基準にとらわれず、体質や年齢も考慮して判断する必要があるのです。

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気になる症状については、実は高血圧そのものには特に症状といったものはありません。
ただ血圧が高いといっただけのものなのです。
では、なぜ様々な症状が表れてくるのかといえば、血圧が高いことによって生じた臓器の障害が原因となっているのです。
ですので障害を起こした臓器の種類によって、表れてくるものも変わってくるのが一般的です。
とはいっても、初期に起こる症状には比較的統一性がみられ、めまいや動悸、肩こりなどが表れやすい傾向にあります。
また、朝起きた時に後頭部が重く感じられることも少なくありません。
こうしたものは、60代以上の人に多くみられます。
また、高齢になるほど血管が弱くなっていきますので、動脈硬化も起こりやすくなります。
しかし近年では治療方法も進んできている上に、生活習慣を変えるだけでも血圧を下げることは可能です。
長期的な治療が必要となりますが、食事や適度な運動に気を配るだけでも改善することができるのです。

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