急な高血圧の原因は血管の収縮にあります

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日常生活において、急に血圧が上がってしまうことはよくあります。
たとえば、重い荷物を持ち上げたり、トイレで排便のために力を入れたりすると、血圧が一時的に上昇するのです。
こういった急な高血圧の原因は、筋肉の収縮にあります。
筋肉が収縮すると、そこにある血管も一緒に収縮します。
血管が収縮するということは、血液の通り道が狭められるということなので、その結果血液を流すために強めの力が血管内にかかってしまうわけです。
また、意図的に体に力を入れた時以外にも、筋肉や血管が収縮することがあります。
たとえば暖かい場所から寒い場所に移動した時です。
暖かい場所では、筋肉が弛緩しやすく、その分血液も流れやすいです。
しかし急に寒い場所に行くと、体には自然にギュッと力が入ります。
これは、寒さによって熱が失われることを防ぐためですが、そのために筋肉がこわばったようになり、その結果血管も収縮し、血圧が上昇することになるのです。

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また、血管は精神的なストレスによっても収縮します。
たとえば、高所が苦手な人の場合、高所に行くことで一時的に高血圧になってしまうことがあるのです。
また、緊張や集中により、精神的にストレスがかかり、血管が収縮することもあります。
人前で意見を発表する時や、車の運転をする時などです。
しかしこういった一時的な高血圧は、筋肉や血管の収縮が原因ですから、逆にそれらを弛緩させれば、徐々におさまっていきます。
適度に暖かい場所に行き、心身をリラックスさせることで、血圧は正常値まで下がっていくのです。
しかしすぐに正常値に戻せるとはいっても、頻繁に上昇させないように気をつけることが大事とされています。
血圧の上昇により血管に負担をかけると、血管がもろくなることがあるからです。
もろくなった血管内で、急に血圧が上昇すると、破裂してしまう可能性もあります。
そのため急な高血圧の原因となる行動は、極力控えた方が健康には良いとされています。

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