下肢閉塞性動脈硬化症の症状とリハビリ、忘れてはいけない「禁忌」とは!?

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下肢閉塞性動脈硬化症とは、下肢の動脈が動脈硬化によって硬く細くなり、最終的に血液が流れなくなってしまう病気です。
下肢閉塞性動脈硬化症の症状は、初めは間欠性跛行から始まります。
これは、歩き続けると下肢の痛みと疲労感が強くなり、足を引きずるようになりますが、数分間休むと再び歩くことができるようになるというものです。
さらに病気が進行すると安静にしていても下肢に痛みが出たり、閉塞している側の下肢が萎縮したり、皮膚の温度が低下したり、さらには血液が流れなくなることで下肢に潰瘍ができたり壊死に陥ってしまいます。
では、下肢閉塞性動脈硬化症の原因や禁忌とされているものには何があるでしょうか。
それは、タバコです。
そのため、下肢閉塞性動脈硬化症になられた方のタバコは禁忌となっています。
タバコは動脈硬化を進めると言われているので、禁忌と言われてもピンときやすいですよね。
また、禁忌ではありませんが、基礎疾患として高血圧や糖尿病、脂質異常症を持っている方も注意が必要と言われているため、糖や脂質の摂取量に気をつけましょう。
この病気は50歳以上の中年男性に多いと言われているため、心当たりのある方は、禁忌となっているものを控えたり、予め生活習慣に気をつける必要があります。
また、病気の進行によってはリハビリのみで治療できることもあるので、ぜひ対策しておきたいところです。

下肢閉塞性動脈硬化症の治療は、運動によるリハビリや薬物治療、病気が進行している場合は、手術によって血管を再建する必要があります。
そして、さらに進行して下肢が壊死している場合には患肢を切断する可能性もあります。
できれば、症状が進行する前に気をつけておきたいところですよね。
では、リハビリとしての運動には何があるでしょうか。
それは歩行です。
歩行はまずリハビリとしてはじめに行われる運動療法ですので、無理のない範囲で気軽に行うことができます。
また、リハビリの方法は間違えると体に負担をかけてしまうので、病院で相談することをおすすめします。
さらに、並行して抗血小板薬や血管拡張薬を服用することで、症状の改善を図ります。
言うまでもありませんが、タバコは最大の危険因子であり禁忌となっていますので、下肢閉塞性動脈硬化症にかかってからは喫煙はしないように気をつけてください。
また、基礎疾患として糖尿病がある場合には、糖尿病の影響で痛みを感じにくくなっている事があります。
そのような場合には症状の発見が遅れ、進行してから見つかることもあります。
症状が軽いうちにリハビリなどによる簡単な治療ができるように、普段から生活習慣病の予防を行うことも重要ですね。

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