高血圧の薬とその強さについて

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高血圧とは、安静にしている状態で、血圧が慢性的に正常値より高い状態のことを指します。
高血圧になると、常に血管に負担がかかるので、柔軟性がなくなり固くなったり、血管の内側の壁に傷がついたりして、動脈硬化を起こしやすくなったりします。
もっともなるリスクの高くなるのが脳卒中で、脳卒中になると、命が助かったのしても、言語障害や運動障害が残りやすくなってしまいます。
また、高血圧になると、血液中のナトリウムなどの排出がうまくいかないことにより、さらに血圧が上昇するという悪循環になり、その結果、慢性腎臓病を患ってしまうと、心筋梗塞や脳卒中による死亡率も高くなってしまいます。
放置していると怖い病気ではありますが、自覚症状が出やすく、自分自身で気付きやすい病気ともいえます。
健康診断や、家庭の血圧計などで、血圧を測る機会も多く、そこで自分の血圧をしることができるからです。
高齢者だけでなく、30代、40代の人でも、血圧の高い人は多いです。

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高血圧の治療法としては、まずは、生活習慣を正していくということです。
運動不足や肥満、塩分の取りすぎや喫煙などは、血圧を高くすることに繋がるので、改める必要があります。
そして、それだけでは血圧が下がらない場合は、薬を用います。
降圧薬を服用し血圧を下げることにより、確実に合併症や臓器障害を防ぎます。
高血圧の薬は、作用や強さにより、大きく分けると7種類になります。
全て、血管を広げて血圧を下げる薬ですが、作用が違うので、全ての種類のものを重ねて使うこともできます。
始めは、単剤で、低用量から服用を始めていきます。
2,3か月以内に降圧目標に到達することを目指し、到達しない場合は、他の種類のものをを併用していきます。
中には、利尿薬も使用されます。
尿をたくさん出すことにより、血圧を下げる効果があります。
また、心拍数を減らすものもあります。
心拍数が多いとそれだけ血液が血管へ送られてしまいます。
送れば送るだけ血圧も高くなるので、心拍数を減らすことで血圧をさげることができます。
まずは、生活習慣をしっかりと改めることが大切です。

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