動脈硬化指数の計算式と判定基準値とは?
動脈硬化指数の計算式により、血液検査結果を利用し、自分で動脈硬化の危険性を判定することができます。
判定基準値があり、動脈硬化指数の計算式で導き出された結果を照会すれば、正常範囲なのか、危険な状態なのか、又即動脈硬化治療を開始すべきかが分かるので、生活習慣病が気になる方、又心臓病や脳梗塞を防ぎたい方知っておくと、とても生活管理がしやすくなります。
以前は動脈硬化の危険性を判断する際、総コレステロール値を重視する傾向がありました。
しかし現在は悪玉と呼ばれるLDLコレステロールを直接計測できるようになり、LDLとHDL(善玉コレステロール)の比率が重要である、つまりLDLがHDLよりも多いことが問題だ、と考えられるようになりました。
動脈硬化指数の計算式は、(総コレステロール−HDL)÷HDLです。
動脈硬化の判定基準値は、0から2.9の範囲を正常とし、3.0から4.9を要注意、5.0以上を即治療開始が必要な状態、とします。
動脈硬化の判定基準値を知ることで、常に正常範囲に収めておこうという自覚を持ちやすくなります。
医師を受診しなければ、自分の体を理解できないと、受診ができない場合、健康への意識を低下させます。
しかし動脈硬化指数の計算式は、理解しやすく、計算結果も基準値に照会しやすい数値なので、良い意味での自意識が高まり、食生活と睡眠をコントロールしようとする努力を続けやすくなります。
動脈硬化指数疾患予防ガイドラインが2007年に改訂され、更に簡単な動脈硬化指数の計算式を導入されました。
動脈硬化指数をLH比として、明確にその指数の性質を示した計算式は、LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値です。
LH比の判定基準値は、1.5から1.9を血管壁にコレステロールが蓄積され始める、2.0から2.4を血管全体に動脈硬化が進行、2.5以上をプラークができている可能性が高い、としています。
従前の基準値よりもかなり具体的且つ現実的で、否が応でも疾患と自己管理への意識が高まります。
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