60代に高血圧が多い原因とその対策について

スポンサーリンク

人間の健康管理では毎日決まった時間に血圧を計るというのがとても重要です。
毎日決まった時間に計るのは、同じ条件で計らないと血圧の数値が変わってしまうからです。
例えば来客がある時に計れば血圧は高めになります。
緊張感が影響するからです。
そのために同じ条件下で計ることが必要なのです。
健康な人でも年齢と共に血圧は上がっていくものです。
60代以上の人の約60パーセントが高血圧だと言われています。
これを老人性高血圧と呼びます。
60代以上の人の高血圧が危険なのは、年齢と共に体力が衰えているため、重大な障害を引き起こす可能性が高いからです。
老人性高血圧の原因としては、加齢と共に血管や内臓がもろくなっているからです。
血管に柔軟性がなくなって硬くなるのです。
すると血液が流れにくくなって、心臓が全身に血液を送ろうと頑張りすぎて血圧が上昇するわけです。
このような状態で脳への血流が不足すると、重い障害につながりやすいのです。

スポンサーリンク

また高齢者には糖尿病を抱えている人が多く、これも血圧上昇の原因の1つです。
特に糖尿病の場合は色々な症状を併発するので注意が必要なのです。
では高齢者はどのような対策をとればいいかというと、基本は食生活と運動になります。
日本人は塩分の取りすぎを指摘されていますが、高齢者は長年の食生活でそのような体質になっている可能性が高いのです。
60代になったらなるべくカリウムやマグネシウム、カルシウム、食物繊維を取ることが重要です。
減塩を心がけながらカルシウムの多く含まれている乳製品を食べ、野菜類や青魚などのメニューを増やすことです。
この時に気をつけたいのは食べ合わせです。
ビタミン剤を飲んでいる場合、ビタミンCとDは特にカルシウムの吸収を助けるので効果的です。
逆に脂肪やナトリウムやタンパク質を取りすぎると、カルシウムの吸収を邪魔するので注意が必要です。
もう一つ重要なのが運動をすることです。
身体に負担がないウォーキングなどの有酸素運動は非常に効果的です。

スポンサーリンク